無駄のない自宅学習 – 高校生編 –

こんにちは。ECCベストワン藤沢校の川崎です。
2020年春、こんな時だからこそ自宅学習を充実させましょう!
でもできるだけ無駄なく効率よくやりたいですよね。
そこで、ECCベストワン藤沢校の学校長や講師、卒業生のみなさんから自宅学習についてデータを集めてみました。これらをまとめて、無駄のない自宅学習の方法をご紹介します。
お父さん、お母さんも是非参考にしてみて下さい。
今回は高校生編です。
復習
以前「超簡単復習」について書きました。
上の記事では教科書の目次を使った復習法をご紹介しました。こちらも是非やってみてください。
次に、目次を使った復習方法と似ていますが、教科書か問題集の巻末または章末問題を実際に解いてみましょう。出来ていないところが復習すべきところだそうです。ただ、その分野を復習するにあたって、「どこが分かっていないから解けないのか?」とか「どこから復習すればいいのか?」が分からない場合は、是非学校や塾の先生に相談してください。高校の範囲になると、ここの見極めが難しくなるので、相談したほうが効率的に復習できます。
ちょっとここで、春休みに限定せずに、定期テスト前の場合はどのようにしたらよいか、学校長に聞いてみました。

戦略を立てるのが難しい場合は、是非ご相談ください。
予習
予習は、新学年の教科書がないので教科書対応のガイドブックを購入してみてください。出版社ごとにそれぞれ、大手の出版社のものが準備されています。教科書が手に届いていなくとも、どの出版社のものを使用する予定なのか学校に確認してみましょう。
高校生になると大学受験を意識しなければなりませんが、高校1年生や高校2年生は、自分の学年の定期テストで満足のいく結果を求めた方がよいでしょう。大学受験の参考書を買う前に、学年相応の学習に徹してください。それがクリアできていれば、受験に向けて一歩進んでも良いでしょう。高3生は順調に進んでいれば、志望校を意識した参考書を選ぶべきです。そのためにも志望校の過去問を早い段階で知っておいた方がよいそうです。
優先させたい教科は、やはり「積み上げ型」教科の英語と数学です。
英語
英語では、新学期で習う予定の知らない単語と文法を予習しましょう。
新学期が始まっていれば、これらを授業でもう一度習うことで復習となり、定着します。
が、今年は長い春休み。かといって1年分を予習することは無理なので、少しずつやっていきましょう。そして、以下の「予習の復習」に進んでください。
また、大学受験で利用できる英検の準備もしたいですね。効率よく勉強するにはどうすればよいか、学校長に聞いてみました。

数学
数学の予習は、中学生と同じく例題です。解説を読みながら例題を解いてみましょう。
例題だけで終了です。これを忘れないために、以下の「予習の復習」に進んでください。
お父さん・お母さんへ
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予習の復習
高校生の場合は、敢えて「予習の復習」を追加してみませんか?
今は春休みで授業がありません。予習したことをすぐに授業で復習できればよいのですが、それがないので、予習したことを復習してみましょう。
過去記事でも書きましたが、人間はすぐに忘れてしまいます。
31日後には21%しか覚えていません!
※ただし、覚えたことすべてがこれに当てはまるわけではありません。
上のエビングハウスの忘却曲線を利用して、研究者ピョートル・ウォズニアック氏(Piotr Wozniak)が反復間隔を算出したところ
忘れた頃に復習することで効果的な記憶ができる
ことが分かったそうです。
「分散学習」などとも言われているその最適な復習の間隔は以下の通りです。
2回目の復習:17日後
3回目の復習:16日後
4回目の復習:35日後
これを利用して、「予習したことの復習計画」を立ててみてください。新学期が始まる頃には、だいぶ先の内容まで定着しているかも!!
親子の時間
高校生ともなると、将来の事、塾選びなど、自分自身で考える子も増えてきます。それでも不安に思わない子はいないと思いますので、是非親子の時間を作ってみてください。
志望大学、専門学校の話もよいですが、やはり将来何を目指すのかが大事です。まだ決まってない場合は、それを見つけるためにどうするのか、また保護者の方はどうだったのか、経験談を話すのも良いですね。

タイミングとしては学校の面談前が理想だそうです。でもこういう機会を是非利用してください。親の考えを伝えるだけでも、子供にとっては目からウロコの話だったりします。
また大学受験をするかしないかについては、早い方がいいですね。専門学校に進むのであれば、どの分野なのか?その分野なら新しい専門学校の方がいいんじゃないのか?とか。さらに一人暮らしをしなければならない離れた場所の大学を希望している可能性もあります。これも早めに話し合っておいた方がいいでしょう。
学習・進学について迷ったら是非ご相談ください。