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「やらなくてもよい問題」あります!

 
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こんにちは。ECCベストワン藤沢校の川崎です。
以前、中学受験で見事に受験校全校合格したお母様から、こんなメッセージを頂きました。

前の塾では、娘の志望校対策以外の内容についても課題が大量に出され、消化不良に陥っていました。眠たい目をこすりながら効率の悪い中、頑張るという日々でした。しかし、こちらに通うようになり、娘の志望校に合わせて、使用テキストの「やるべき問題」と「やる必要のない問題」に分けて指示指導をして頂くようになりました。全文はこちら

どうやら、「やらなくてもよい問題」があるみたいなのです。このメッセージが気になっていたので、学校長に詳しく聞いてみました。

「やらなくてもよい問題」は、3つのポイントから判断するそうです。

  1. 入試問題の傾向
  2. 合格最低点
  3. 受験生の特徴

本当にやらなくても大丈夫なんですかね~?
ポイントごとに詳しく聞いてみました。

入試問題の傾向

過去問題の傾向ということですから、お分かりの通り、志望校が決まっていない場合は難しいですね。早めに見学などに行って、志望校を決めましょう。

川崎:志望校が決まったら、過去の問題を見て「傾向」を決めるのですね。

学校長:はい。各学校が、「どんな生徒に来て欲しいのか」ということをはっきりと直接的に表す1つのものとして、入試問題に魂というか思いを込めて作成しています。よって、入試問題は、学校ごとに特徴があり、受験校を決める際にも大いに役立つ材料です。各学校の「傾向」は、我々、塾に思い切り頼ってください。

川崎:なるほど。傾向を判断する基準はありますか?

学校長:はい。分野、問題形式、難易度を主な基準にします。長く過去問を見て、問われていない分野については「やらなくてもよい」と判断するのが妥当です。

合格最低点

川崎:各学校の合格最低点て分かるものなのですか?

学校長:はい。ほぼほぼ分かります。

川崎:中学校、高校、大学すべてですか?

学校長:はい。模試の運営会社が発表しています。

川崎:そうなんですね。それは判断材料になりますね。

学校長:そうなんです。例えば、合格最低点が7割なのか5割5分なのか。
3割「やらなくてもよい」のか、半分近く「やらなくてもよい」のかでは、解き進める作戦も、受けるにあたっての心構えも全く異なってくるでしょう。
配点を考慮して考えた上で、合格最低点に達することができる問題に目星が付けられれば、それ以上の難問は「やらなくてもよい」問題となりますね。

受験生の特徴

川崎:受験生の特徴とは、苦手分野と得意分野ってことですかね?

学校長:そうです。受験生によって、得意不得意の分野がそれぞれ異なりますよね。受験する学校の入学試験で、得意分野の問題配点が大きければ、不得意分野の問題は「やらなくてもよい」可能性が大きい、というわけです。

川崎:でも本当に苦手分野をやらなくてもよいものなんですかね?

学校長:確かに、苦手な問題を克服して得点できるようになることに越したことはありません。それこそ、勉強だ、と。ごもっともです。ただ、緊張する入試本番の最中、制限時間に追われながら苦手な問題に取り組んでなんとか答えを導き出すことに頑張るより、その時間を得意分野の問題に使って、落ち着いて正解を導き出す方が良いと思います。実際に、このアプローチで確実に得点につなげたケースはたくさんあります。

川崎:でも保護者の方は、最初心配されるかもしれませんね。

学校長:「え?一応、全範囲をやっておいた方がいいんじゃないですか?」「今までは出なかったかもしれないですが、自分の子どもが受験する年に傾向が変わって出題されたらどうするんですか?」と心配されるかもしれませんね。心配されるお気持ちはよく分かります。

川崎:でもそこは、実証済みのアプローチを信じていただくしかないですかね。

学校長:そうですね。また、お子様が飛ばしている問題を目にされた際に、「この問題を飛ばしているのはどうして?」と是非聞いてみてください。この質問に、「先生が言ったから。」と答えるのでは50点。「○○中学(高校)の問題傾向とは違うから。」とか、「合格のためには、やり過ぎな問題だから。」とか答えれば、「自分の定まった目標に向かって頑張っているんだ」と評価してください。あまりしつこく聞いていると、「分かんないから飛ばしてるの!(怒)」ということもあるでしょうから、ほどほどに。戦略的にやらないこともあるんだよね、と分かっておいて頂けるとありがたいですね。

得点すべき問題で
確実に得点する

最後に、実例も含めて、学校長からの渾身のアドバイスをご紹介します。

学校長:時々、模試である一例を紹介します。
「自分は応用問題まで勉強してきたんだ!」というA君。しかも、模試当日、見たことのある問題が、最終ページに「出た!」。「やったー!」となります。「いやいや落ち着け、自分」と言い聞かせながらも、やはり浮き足立っちゃうのが人間の性でしょう。最終問題に答えようとするあまり、前半部分をついつい急いで解いていきます。でもそのおかけで、応用問題である最終問題にも解答ができた。「完璧じゃん!オレ。」それで、答案が帰って来て唖然とすることに。ついつい急いで解いた前半部分でケアレスミスが3か所もある!しかも、最終ページの応用問題も結局は不正解。時間をかけて答えを出せたものの、やはり最終問題ならではの仕掛けに引っかかっていた模様。最終問題は大抵、超難しいですよね。ちなみに、その応用題の正答率は全体の1%台でした。
普段の学習において、すべての問題に手を出していると、「全部見たことがある問題だ」⇒「全部解ける問題だ」と、入試本番では前向きな錯覚を起こしてしまうことがあります。入試本番で解かなくてもよい問題は、普段の学習でも「やらなくてもよい」としておけば、逆に「飛ばしてはいけない」=「正解すべき」問題に集中できます。「この問題は絶対に落とせないぞ。注意して解こう。全部解かなくていいから、時間は十分にある。」と思えるのです。入試本番では、「得点すべき問題で、確実に得点する」ということが大事です。

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