こんにちは。ECCベストワン藤沢校です。
英検®とは、公益財団法人日本英語検定協会による英語技能の検定試験です。
文部科学省が後援しているため信頼度が高く、受験、就職活動に使えるだけでなく、留学する際にも語学力証明資格として使用することができます。
受験の終わった大学生や社会人にとってもメリットがあるのですね。
これだけでも、英検にはたくさんのメリットがあることが分かると思いますが、今日は、小学生、中学生、高校生に分けて、それぞれの英検のメリットをご紹介します。
小学生にとっての英検のメリット
小学生にとっては、主に以下の3つのメリットがあります。
受験→合格→達成感
小学生は様々なことの初心者です。「初めてやることを継続する」のは簡単ではありませんが、やり遂げたときに感じる達成感は大きなメリットです。
スポーツで努力して達成感を味わうお子さんは多いと思いますが、初めての受験体験、合格の喜び、達成感を是非味わってもらいたいです。
「〇〇級合格証」を受け取る喜びは、必ずやる気と自信につながります。
💡小学校低学年なのでまだ合否は要らないという方へ
英検には英検Jr.という種類があります。
その目的の一つは、「英語への親しみや興味・関心を持つ」ことなので、合否はありません。
小学校の外国語活動に対応しており、またほかの英検と違ってオールカラーの楽しいイラスト付きです。
「まずは英語を好きになってもらいたい」という保護者の方は、英検Jr.をお子さんに薦めてみてください。
合否は出ませんが、「正答率」という形で評価が出ます。この結果を誉めてあげることで、達成感を味わることができると思います。
中学からの英語が得意になる
上述の達成感とリンクしますが、小学生のうちに英検に合格すると自信が付きます。そのため、英語を嫌いになる人は少ないと言われています。
級の目安についてですが、英検5級は中学初級程度、英検4級は中学中級程度です。つまり、小学生のうちに5級または4級に合格していれば、中学に入って本格的な英語の授業が始まっても最初につまずくことはありません。むしろ英語が得意科目になるはずです。
「大丈夫、英語得意だから」
というお子さんの声が聞こえてくるでしょう。
中学受験に役立つ
中学受験を予定しているお子さんには、英検がより身近なものになるでしょう。
理由は3つあります。
1. 英語を中学受験の科目として導入する中学校が増えているため
2021年入試では143校が「英語入試」を実施しました。
2. 各中学校が受験英語のレベルの目安として英検級を示すため
各中学校が英語の試験のレベルを示す際には、たいてい「英検5級程度」など、英検を使います。
つまりその級に合格していれば合格点が取れるということです。
中学受験の場合、レベルは「英検5級から4級程度」が多いようですが、学校によっては「英検2級程度」と発表するところもあります。
3. 英検取得者に特待生制度を適用する学校があるため
英検の取得者には、加点・試験免除などの優遇措置を設けている学校は60校以上あります。
中学受験の英語導入については、以下の記事をご覧ください。
中学生にとっての英検のメリット
中学生になると、英検のメリットは、ずばり高校受験に使えることですね。また留学を考えている人にも英検取得は有利です。
高校受験に有利
英検を取得していると、内申点に加点できる高校があります。
ただし対象となる級は3級以上のケースが多いようです。わずか1~2点の加点ですが、確実に合格するにはこの1~2点は大きいです。
私立高校の場合、一部の学校では、試験項目の一部が免除されたり、英検を取得していると合否判定の際に有利になるケースがあります。
また私立高校の場合は対象級も「5級以上」や「2級以上」などばらつきがありますので、きちんと確認してください。
高校留学に利用できる
「英検留学」という言葉を知っていますか?
冒頭で述べた通り、英検は語学力証明資格として使用することができます。これを利用した留学を「英検留学」といいます。
対象級は準2級以上ですので、留学を考えている方は、準2級以上の取得を目指してください。
特にオーストラリアでは、5州の州立高校全校が英検を認定しています。
高校生にとっての英検のメリット
高校生になると、英検は大学受験に有利なだけでなく、その先の将来にも役立ちます。
大学受験に有利
多くの大学が、英検取得者に対し、大学入試における加点や入試科目免除を採用しています。
ただし、残念ながら大学受験において英検の準2級が役立つことはほとんどありません。2級以上の取得を目指してください。
加点や入試科目免除だけでなく、入学後の奨学金給付や学費免除を採用している大学もあります。
英検を大学入試に採用している大学は全国で400校以上ですが、都道府県や英検級を選択して探すこともできます。
ここで表示されたデータをもとに志望校を絞り込むのもよいでしょう。
語彙力が上がる
英検では、学習レベルに合わせて7つの級が用意されています。
そして各級の合格に必要な語彙数の目安が設定されています。
英検 | 目安の語彙数 |
---|---|
1級 | 14400 |
準1級 | 8900 |
2級 | 5100 |
準2級 | 3000 |
3級 | 1650 |
4級 | 1100 |
5級 | 600 |
高校生の場合、例えば高校1年で3000ワードを達成して準2級合格、高校2年で5100ワードを達成して2級合格、という計画を立てます。
この計画に沿って英検を取得できれば、当然語彙力が上がります。
語彙力というのは、基本中の基本ですので、これをアップさせるということは、高校の定期テスト対策はもちろん、大学受験のどのタイプの問題にも効果的なのです。
ECCベストワン藤沢校では、各級に合った参考書やアプリを使って語彙力をアップさせます。
大学卒業後にも役立つ
何度も言いますが、英検は語学力証明資格として使用することができます。大学入学後の留学や就職活動にも役立つのです。
ただし就職で有利となるレベルは準1級以上です。
英検準1級のリスニングでは、ビジネスシーンを想定した会話が出題されるため、実際に役立つ英語力が必要です。ライティングでも論理的な文章が求められます。
英検には有効期限がないため、大学在学中に準1級以上を取得して就職活動に使用する人が増えています。
ベストワン藤沢校は引き続きコロナ対策を実施中です。
英検対策以外の学習相談も受け付けています。お気軽にお問合せください。