「定期テストが間近になっても、勉強に集中できない・・・」
と悩んでいる中高生は多いようです。
よく聞いてみると
「やろうとは思ってるんだけど、勉強の仕方が分からない」
という子がほとんどでした。
「勉強法が分からないまま、だらだらと勉強を始めたけど、頭に入らなくて長続きしなかった」という経験はありませんか?
せっかく勉強を始めたのにもったいない!
そこで今日は、教科別に勉強方法をご紹介します。最後には集中力を保つためのヒントもご紹介しますので参考にしてください。
教科別の勉強方法
◆英語
①単語と文法を暗記する
英語の場合は単語や文法の暗記と長文読解に分かれますが、まずは単語と文法です。
教科書に載っている単語や文法を暗記しましょう。
単語と文法という基礎体力なしで長文読解に挑戦しても理解できないため、英語が嫌いになってしまいます。
テスト範囲をきちんと把握して、単語帳、ノートなどにまとめましょう。
⚠テスト範囲をちゃんと把握していない人がたまにいます。気を付けてください。
単語
暗記した後に一度テストをして、覚えていない単語を再度テストします。
これを繰り返すことで定着させます。
即答できるようになったら、覚えたといえるでしょう。
文法
文法の場合は、暗記した後にテスト範囲を音読してみてください。音読しながら頭の中で意味が浮かんでくればかなり良い状態です。
知らない単語が含まれていても、文法が頭に入っていると、だいたい意味が分かるはずです。この場合は、知らない単語だけをもう一度暗記しなおしてください。
②長文読解の問題を解く
単語と文法が終わったら、長文読解です。
長文読解問題は配点が高いので重要です。出来るだけ多く解いてください。
ただし、上の「①単語と文法を暗記する」をさぼってしまうと、たくさん問題を解いても正解率は上がりません。
逆に①を頑張れば頑張るほど長文を理解できるようになり、結局は長文読解が得意になります!
🔷Aさんの場合
ベストワン藤沢校に通っていたAさんの中学校では、学期毎の定期テストの結果によって英語のクラス分けがあるそうです。
そこで一生懸命頑張ったAさんは、たった1学期で一番上のクラスに入りました!
Aさんが頑張ったところ
- 自分自身で英単語や熟語の単語帳を作成した
- 単語熟語のスペルミスが目立ったので、ひとつひとつの単語を慎重に書いた
- 時制を見落とすミスが続いたので、全文を通して時制に気をつけた
- 一度間違えた問題を二度と間違えないようにと、間違えた個所をノートに書いた
- 塾の授業中にどうして間違えてしまったかの解説をよく聞いてその場で解決した
◆国語
①漢字と単語を暗記する
テスト範囲をしっかり把握して暗記内容をまとめます。
現代文
テスト範囲の漢字を以下の順番で覚えます。
- 読み方を覚える
読めない漢字を書くことはできません。まずは読み方を覚えてください。 - 書き方を覚える
「へん」や「つくり」などの部首を意識して覚えると覚えやすいです。
または自分なりの語呂合わせなど工夫して覚えると、忘れにくくなります。
古文と漢文
テスト範囲に出てくる意味の分からない単語をあらかじめ調べておきます。これらの単語を書き出して暗記しましょう。
先生が「重要単語」と言った単語は特に必ず暗記してください。
②長文の問題を解く
長文の問題を解くには、何度も読むことが重要です。
現代文
毎日15分から30分読んでください。理解度が上がるだけでなく、自分がどのように長文を理解していくか、そのプロセスを知ることができます。このプロセスが分かると、次のテストから楽になりますよ。
古文と漢文
単語の暗記が終わったら、テスト範囲の文章を読んでみてください。古文の場合は現代語訳と品詞分解、漢文の場合は訓読と現代語訳がスムーズにできるようになればバッチリです。
💡テスト直前の1週間
覚えていない漢字や文法を必ず確認してください。一度暗記したものは、繰り返せば定着して忘れなくなります。
長文については、教科書から出る問題は必ず点を取りたいので、時代背景や作者の意図を理解してください。
またノートには先生が強調していた個所が書いてあるかもしれません。ノートの見直しも忘れずにしてください。
◆数学
①復習から始める
まずはテスト範囲の問題を解いてみてください。ここで解けなかった問題は、その解説を読んでみます。
解説を読んでも分からない場合は、復習から始めて下さい。
数学は積み上げ型の教科ですので、前の単元を理解していないと次の単元も理解できないことが多いです。
どこから復習すればよいのか分からない場合は、一人で悩まずに、学校や塾の先生に相談してみてください。
意外と簡単に見つけてくれます。
数学の場合は、無理に先に進むより、戻って基礎を固めることが近道です。
②問題を何度も解く
①で理解していなかった単元の復習が終わったら、問題を何度も解いてください。
問題に慣れて確実に正解できるようになるだけでなく、達成感も伴って数学が好きになります。
もちろん①で理解できていた単元の問題を解くのも忘れないでください。
🔷Bさんの場合
最初はケアレスミスが多かったBさん。しかし塾に来てからは授業を真剣に聞いて、宿題も真面目に取り組んでいました。
ベストワン藤沢校の講師は、問題を見た時にすぐに解法が思い浮かぶことを意識しながら、順序立てて教えるようにしたそうです。
すると、積極的に質問をするようになり、疑問をその場で解消するようになりました。
その結果、なんと39点アップの100点満点を取ったのです!
◆理科
①重要語句を暗記する
理科は暗記が重要です。
大変そうに思えますが、重要語句を中心に暗記することで、ある程度の点数を取ることができます。
②学校で使っている問題集を解く
重要語句の暗記が終わったら、学校で使っている問題集を解いてみてください。
理科は学校の問題集を理解することでテストの点数が伸びます!
解けなかった問題は解説を読んで理解し、繰り返し解いてみます。
シンプルですが、これを繰り返せばかなりの高得点が期待できます。
公式などを覚えるだけでは問題は解けませんので注意してください。
◆社会
①重要語句を暗記する
社会もやはり暗記科目です。
重要語句を中心にまとめておきます。重要語句とその時代背景、場所、年代も一緒に絡めたりすると暗記の効率も上がります。
また、年号に関しては、昔からある語呂合わせも役立ちます。
例えば以下のような表を作って、「年号」と「語呂合わせ」または「出来事」と「語呂合わせ」の個所を隠してテストしてみてください。
見るだけでなくきちんと思い出して回答することが大事です。
②資料集を見直す
資料集を使っている学校の場合は、資料集の見直しをしてください。
ここから問題が出るケースも多いのです。
③演習問題を解く
テスト範囲の問題集をたくさん解いてみてください。問題のパターンが分かるようになるだけでなく、暗記していなかった重要語句が見つかったりします。
💡テスト直前の1週間
覚えていない重要語句をまとめて繰り返し覚えてください。
⚠資料集の見直しも忘れないでください。
集中力を保つためのヒント
勉強方法が分かったところで、実際に集中力を切らさずに続けるにはどうしたらよいでしょうか?
以下のヒントを参考にしてみてください。
勉強計画をたてる
テスト前に部活が休止になるのは、だいたい1週間前ですね。
できれば、テスト範囲が出てからすぐに「暗記」に取り掛かり、部活がお休みになる1週間前からは仕上げに入れるよう計画を立てましょう。
早めに先生に質問する
計画に沿って勉強を始めても、分からない個所で止まっていては時間の無駄です。
学校や塾の先生に質問することは、とても効率的です。迷わず質問しましょう。
同じ問題集を数回やる
色々な問題をやることも大切ですが、特にテスト直前には、一度やったことのある問題集を解いてみましょう。ここでさらに分からなかった個所は、弱点です。テストまでに解説を読んで理解したり、先生に聞いみましょう。
勉強する場所を変える
自宅にいると集中できない場合は、図書館、カフェ、塾の自習室などを利用しましょう。逆に自宅のリビングでリラックスしながらやってみるという方法もあります。
スマホのルールを作る
「スマホは今から30分間見ない」
「夜勉強するときは、親に預ける」
など、自分なりのルールを作りましょう。
スマホが勉強の役に立つ場合もありますが、SNSを見ていては勉強に集中できません。
眠くて仕方ないときは仮眠をとる
眠くてどうしようもないときに、無理して勉強を続けない方がよいでしょう。
15分から30分程度の短い仮眠が良いそうです。 これはパワーナップ(power nap)と言われています。