高校生が塾に行くべきか、お悩みではないでしょうか。
進学や学力アップを目指すために塾に通いたい一方で、費用や時間の確保が難しいという方もいるでしょう。しかし、将来のことを考えるなら、学力アップを目指して早いうちから塾に通うことをおすすめします。
この記事では、高校生が塾に行くべき9つのケースやタイミング、メリット・デメリットを詳しく紹介します。
高校生が塾に行くべき9つのケース
1:大学受験対策がしたい場合
2:内申点対策がしたい場合
3:学校の授業の理解を深めたい場合
4:苦手科目を克服したい場合
5:進路に迷っている場合
6:精神面での不安を減らしたい場合
7:自分で計画を立てて勉強するのが苦手な場合
8:部活動で忙しく勉強時間を確保できない場合
9:勉強へのモチベーションを高めたい場合
高校生が塾に通うメリット
目標に合ったカリキュラムを組んでもらえる
わからない部分を質問して解決できる
志望校の試験の傾向や受験の最新情報が手に入る
受験への不安や勉強法・試験対策について相談できる
集中して勉強できる場所が手に入る
勉強へのモチベーションを維持できる
学力を上げることでワンランク上の大学を狙える
高校生が塾に行くデメリット・心配ごと
費用がかかる
部活動との両立など塾での勉強が負担になることもある
自習しなくなってしまう可能性がある
高1から塾に行くべき?通い始めるタイミングはいつ?
早いうちから塾に通った方がいいケース
遅い時期からでも問題ないケース
実際に塾に通っている高校生の割合は?
文部科学省が公表している「令和3年度子供の学習費調査」では、実際に塾に通っている高校生の割合は以下の通りです。
- 高校1年生:30.7%
- 高校2年生:30.7%
- 高校3年生:37.9%
調査は生徒の進路に関係なく行われているため、進学する高校生に絞ると、塾に通う生徒の割合はさらに多くなります。
高校生は塾に行くべき?判断のポイント
進学や就職を有利に進めていくためには、高校生も塾に行った方がよいでしょう。
塾に通うことで勉強する時間を確実に確保できることや、自分の潜在的な能力を知ることもできるため、進学や就職先の候補を見つけることにもつながります。
塾に通うためには時間やお金が必要になるため、これらの問題がクリアできる状況にあれば、塾に通うメリットは大きいです。
高校生が塾に行くべき9つのケース
塾に通っている高校生は多くいますが、通っている理由はさまざまです。ここでは、高校生が塾に行くべき9つのケースを紹介します。
1:大学受験対策がしたい場合
高校生が塾に通っている多くの理由は、大学受験対策のためです。受験に必要な勉強対策だけでなく、入試情報を得ることを目的に通っているケースもあります。
大学受験に失敗して後悔しないためには、出来る限りの努力を行うことが大切です。塾に行って勉強しておけばよかったと後悔しないためには、塾に行くことも検討してみましょう。
2:内申点対策がしたい場合
塾に通うことで定期テスト対策となり、内申点アップにもつながるでしょう。進学や就職では内申点が重要となりますが、そのためには定期テストで安定した成績を取ることが重要です。
特に成績が下がっている場合は勉強に追いつけていない状態であるため、塾に通うことをおすすめします。
3:学校の授業の理解を深めたい場合
学校の授業についていけない場合や学習内容の理解を深めたい場合は、塾に行くことをおすすめします。
特に個別指導塾であれば、生徒の理解度や習熟度に合わせて指導を行い、わからないこともすぐに質問ができる環境にあるため、理解をより深めたい場合にはおすすめです。
4:苦手科目を克服したい場合
苦手分野の克服のために、塾に行く高校生も多くいます。内申点アップや受験対策において、苦手科目を無視することはできません。
高校の授業は進むスピードも速く、どんどん難易度も高くなっていくため、苦手科目で足を引っ張らないために塾に通うケースもあります。
5:進路に迷っている場合
塾によっては進路指導や受験対策を指導しているところもあるため、進路に迷っている場合も塾に行くことをおすすめします。
なかには、自分の知らない大学の情報を得ることで、新しい可能性や選択肢が広がることもあるでしょう。
6:精神面での不安を減らしたい場合
塾に通うことで学校の先生以外にも進学や進路の相談ができるようになるため、精神的な不安を減らすことにもつながります。
「進路が決まらず勉強のモチベーションがあがらない」「複数の進路候補があって悩んでいる」という高校生にも、塾はおすすめです。
7:自分で計画を立てて勉強するのが苦手な場合
進学を目指すためには計画を立てて勉強を行う必要があるため、自分で計画を立てることが苦手な場合は塾に通うことをおすすめします。
塾に通うことで講師から学習スケジュールの指導を受けることもできるため、計画に沿って着実に勉強を進めていくことが可能です。
8:部活動で忙しく勉強時間を確保できない場合
部活動で忙しく勉強時間を確保できない場合も、塾に通うことで勉強する時間を作ることができます。
部活で疲れたあとに勉強をやる気になれない高校生も多く、ついつい勉強を後回しにしてしまうこともあります。塾に通っていれば、部活で疲れていても勉強する時間の確保が可能です。
9:勉強へのモチベーションを高めたい場合
勉強へのモチベーションを高めたいときも、塾に行くことをおすすめします。
「勉強が好きになれない」「どうしたら受験勉強のやる気が出るのかわからない」という方も、塾に通って学校の授業とは違う講師の指導を受けることで、新たにやる気が出ることもあります。
高校生が塾に通うメリット
ここでは、高校生が塾に通うメリットを紹介します。
目標に合ったカリキュラムを組んでもらえる
塾に通うことで目標に合ったカリキュラムを組んでもらえるため、大学入試や進学に向けた学習計画を立てることができます。
すでに進路が決まっている場合は、講師と相談しながらカリキュラムを組めることは塾に通う大きなメリットといえるでしょう。
進路が定まっていない場合も定期テストに照準を置いてカリキュラムを組むことで、効率よく学習を進めることができます。
わからない部分を質問して解決できる
塾に通って講師に指導を受ける場合、わからない部分をその都度質問して解決できるメリットがあります。
わからないところを放置していると、そのあとの学習にも影響が出てくるため、質問できる塾に通うとよいでしょう。
特に個別学習塾については、いつでも気軽に先生に直接聞ける環境が整っています。
志望校の試験の傾向や受験の最新情報が手に入る
塾はこれまでに何度も生徒の進路指導を行ってきた実績があるため、学校にはない志望校の試験の傾向や、受験の最新情報などを持っていることもあります。
特に偏差値が高い大学に進学する生徒の多くは塾に通っていることもあり、受験の最新情報が入手しやすい環境です。
試験の傾向が把握できたら勉強においても絞るポイントが明確になるため、効率よく勉強を進めることが可能になるでしょう。
受験への不安や勉強法・試験対策について相談できる
受験や勉強に対しての不安がある場合、塾に通うことで勉強法や試験対策について相談できることや、アドバイスをもらえるメリットがあります。
自宅で自主勉強を行う際にも、勉強法がわからないまま学習を進めても効果は期待できません。正しい勉強法を知って学習に活かすという意味でも、塾に通うメリットは大きいといえるでしょう。
集中して勉強できる場所が手に入る
塾に行くことで集中して勉強できる場所が手に入るため、高い学習効果が期待できることもメリットといえるでしょう。
自宅で勉強する場合だと、スマホやテレビ、パソコンなど誘惑が多くあります。
勉強を始めても集中力が切れてしまい、いつの間にか勉強の手を止めて、他のことをしているようなこともあるでしょう。塾に行くことで、確実に勉強できる場所の確保ができます。
勉強へのモチベーションを維持できる
勉強へのモチベーションを維持するために、勉強時間を確保しながら明確な目標が立てられる塾のメリットは大きいといえます。
疲れていても塾に通って講師に指導を受けることで、気持ちを切り替えて勉強に取り組めます。
また、志望校への合格という大きな目標だけでなく、次の定期テストにおける目標点数や順位のように、目先の目標を立てることもモチベーションの維持につながるでしょう。
学力を上げることでワンランク上の大学を狙える
塾に行くメリットは、学力をアップして進路の選択肢を増やせることです。
塾に行きだしたことで成績が大幅にアップし、ワンランク上の大学を狙えるようになったというケースも多くあります。
ワンランク上の大学に行くことができれば、そのあとの就職にも役立つでしょう。
高校生が塾に行くデメリット・心配ごと
塾に行きたいけど悩んでいるという高校生も多いでしょう。ここでは、高校生が塾に行くデメリットや心配事などを紹介します。
費用がかかる
塾に通う場合は費用がかかるため、保護者の負担を気にして塾に行くことを悩んでいる高校生も多くいます。
実際に、文部科学省が実施した「令和3年度子供の学習費調査」によると、高校生の学校外活動費における補助学習費は公立高校で17.1万円、私立高校で24.7万円という調査結果が出ています。他にも、入塾金や教材費、管理費などが必要です。
高校生の塾費用は中学生に比べると高くなる傾向にあり、さらに中学生と違って学校の授業にも費用がかかっているため、できるだけ補助学習費を抑えたいという保護者も多いでしょう。
部活動との両立など塾での勉強が負担になることもある
塾に通うことで部活をしながらでも勉強時間の確保ができるメリットがありますが、その一方で勉強が負担になる場合もあります。
部活の大会が近くなると帰る時間も遅くなり、それから塾に通うとなると肉体的・精神的な負担も大きくなるでしょう。部活の時間と調整しながら塾に通いたい場合は、予定に合わせて学習できる個人塾がおすすめです。
自習しなくなってしまう可能性がある
塾に通って勉強することに満足して、自習しなくなってしまう可能性があることも塾に行くデメリットです。
しかし、塾に行くことで自習しなくなるのであれば、塾に行かなくても自習しない可能性は高いでしょう。自習するかどうかわからない状況であるなら、塾に行って確実に勉強できる時間を確保する方がメリットは大きいといえます。
高1から塾に行くべき?通い始めるタイミングはいつ?
入学して間もない高校1年生が塾に通うべきか悩む方もいるでしょう。ここでは、塾に通い始めるタイミングを紹介します。
早いうちから塾に通った方がいいケース
早いうちから塾に通った方がいいケースは、高校に入学した時点で難易度が高い大学進学を目指している場合や、受験科目が多い大学進学を視野に入れている場合です。
塾に通う時期が早ければ早いほど、多くのことを学べます。高校の学習スピードは速く、授業だけだと大学入試の勉強まではなかなか手が回りません。塾に行くことで大学入試に向けた学習を別で行えるため、高校の勉強と大学入試の勉強を両立させることができます。
高校1年生で塾に通い始めて3年間かけて大学入試に向けて勉強をする場合と、高校3年生で塾に通い始めて1年間で大学入試に向けて勉強をする場合では、高校3年生から始める方が多くの時間が必要となるため、心身の負担も大きくなるでしょう。
遅い時期からでも問題ないケース
塾に通う時期が遅くても問題ないケースは、私立大学で受験科目が少ない場合や受験対策に力を入れている進学校に通っている場合です。
しかし、科目を絞ると選択肢が狭くなり、高得点を取る必要が出てくるため、受験科目については十分に検討する必要もあります。早いうちから塾に通って学力を高めておけば、進学の選択肢を増やせるため、進路が決まっていない場合は塾に通って選択肢を増やす方がよいでしょう。
まとめ
高校生が塾に通うことで、内申点アップや試験対策、進路の選択肢を広げられるなど数多くのメリットがあります。塾には早く通うほど多くの学習に取り組めますが、遅く通ってもピンポイントに試験対策ができます。
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志望大学への合格を目指し、高校の評定平均アップ対策を進めます。自由自在に授業を組むことができるため、部活動と塾の両立で悩んでいる方も安心です。志望大学に頻出しているテーマ問題を中心に学習するため、勉強にムダがなく最短ルートでの合格を目指します。
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ベストワン藤沢校では、5教科のほか、英検対策にも力を入れています。
監修:河原紀夫
ベストワン藤沢校学校長
横浜生まれ、鳥取育ち。
東京外国語大学外国語学部(現国際社会学部)中退、青山学院大学文学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科中退。
大学生時代に塾講師として教壇に立ち、そのまま塾業界へ。塾業界28年。
「先生、できた!」「先生、ここが分からないんですけど」が大好物。
3歳から慣れ親しんだ自然も、田舎暮らしの中で憧れた都会の喧騒もどちらも好み、そのどちらも共有できる神奈川県藤沢市に在住。
都会と田舎を行き来するドライブと読書が趣味。養老孟司と大森正蔵とマーク・トゥエイン、J・D・サリンジャーを愛読。