「いよいよ子供を塾に通わせたいけど、選び方が分からない」という保護者の皆さまへ。
まずは塾の種類を知っておくとよいと思います。
- 内容
- 規模
- 指導方法
上の3つのカテゴリ別に塾の種類をご紹介します。
内容別の塾の種類
まずは指導内容で分けた種類です。お子さんの塾の目的によって選びます。
以下の4つがあります。
総合塾
総合塾とは、一般的には進学クラスと補習クラスの両方に対応している塾のことを言います。小学生から高校生や、既卒生にも対応しています。
大手の塾は総合塾であることが多いです。
👍メリット
- クラスの種類が多い
様々なレベルのクラスがあるので、お子さんの学力に合わせてクラスを変更することができます。
👎デメリット
- 講師の実力に差がある場合がある
実力のある講師はレベルの高いクラスを担当し、低いクラスには経験の浅い講師が担当するというケースがあります。
専門塾
専門塾とは、志望校合格や強化したい科目に特化した塾のことです。
難関大学だけでなく、小学校・中学校の受験対策をしている塾も専門塾です。
また、「数学専門」、「英検専門」などもあります。
目的がはっきりしているお子さんに向いています。
👍メリット
- 効率よく学習できる
目的に特化したクラスなので効率よく勉強することができます。講師もその科目、または難関大学対策コースを教えるプロなので安心です。
👎デメリット
- 学校との両立が難しい
学校の授業の進度と合わないことが多いです。そのため塾と学校の両立が難しい場合があります。また、お子さんの目的が変わった場合、総合塾のように新しい目的に合ったクラスに移動することができない可能性があります。
進学塾
進学塾とは、受験対策をする塾のことです。学校の授業に合わせるというよりは、「難関高校対策コース」などを掲げている塾です。
学校の授業よりも先に進むことが多く、成績も優秀な子が多いです。
👍メリット
- 受験対策に強い
まずは受験対策に長けていることです。さらに集団塾である場合が多いため、仲間と一緒に頑張れることもメリットです。また逆に、塾内のテスト成績によってクラス替えが頻繁に行われるため、競争心が養われます。
👎デメリット
- 勉強量が多く、精神的負担もある
勉強量が多すぎて脱落してしまう可能性があります。成績によるクラス替えはお子さんにとってはかなりプレッシャーとなるので、精神的にも負担になります。また一般的には、後述の補習塾に比べると費用が高いです。
補習塾
補習塾とは、学校の授業に合わせてお子さんをサポートする塾のことです。
個別指導塾が多く、お子さんのペースに合わせて、主に定期テスト対策をします。
👍メリット
- 地元の学校の情報が豊富
地元密着型の塾が多く、お子さんが通っている学校の情報に詳しいので、学校に合わせた定期テスト対策をしてくれます。進学塾よりもゆっくりしたペースですが、学校の成績を上げて「指定校推薦」を狙うこともできます。
👎デメリット
- 難関校受験には不向き
学校の授業に合わせた授業のため、難関校を受験したいお子さんには向いていません。
規模別の塾の種類
塾を規模別に分けると以下の2種類です。
大手塾
地域、または全国的に校舎を展開している塾です。簡単にいうと生徒が多い学習塾ですね。
👍メリット
- 膨大な過去データ
大きなメリットは情報量が多いことです。生徒数が多いため、「昨年はこの偏差値の子が150人〇〇校を受けて130人合格しました」など、説得力のある情報を提供してくれます。また特に大手の進学塾の場合は、前述したように塾内のテスト成績によってクラス替えが頻繁に行われるため、競争心が養われます。
👎デメリット
- 個人に合わせる柔軟性が低い
塾のカリキュラムが決まっているので、お子さんの得意分野・不得意分野に合わせる柔軟性はありません。また何らかの理由で授業を欠席した場合、学習に遅れが出てしまう可能性があります。
中小規模塾・個人塾
中小規模塾は、数教室を持っている大手塾と個人塾の間の塾です。
個人塾は個人が経営しているため、1教室のみというのが一般的です。
👍メリット
- 生徒サポート・保護者サポートが手厚い
少人数制、または個別指導のため、講師が生徒一人ひとりのことを認識・理解してくれます。苦手な分野を見つけたら、個別に学習する機会を与えるなど、柔軟性が高いです。また毎回指導報告書を作成するなど、保護者のサポートも大手より手厚いケースが多いです。
👎デメリット
- 情報量が少ない
大手と比較すると評判に関する情報が少ないです。また授業は柔軟性が高いですが、講師の能力や性質によって程度が違うケースが多いため、お子さんが担当講師と合わない場合は、変えてもらえるかどうかを確認するとよいと思います。
指導法別の塾の種類
大きく分けると集団塾と個別指導塾の二つです。ただし、その中でもいくつかの授業形態に分かれています。
集団塾
集団塾は、複数の人数から成る集団に対して指導が行われる塾です。
進学塾は、この集団塾が多いです。
ただし、多人数制と少人数制では特徴が多少違います。
多人数制
講師1人が10人以上の生徒を指導します。生徒たちは仲間と競い合いながら学習し、競争心を養えるという特徴があります。
少人数制
講師1人が10人以下の生徒を指導します。講師による生徒一人ひとりへのケアが厚く、生徒たちも講師に質問しやすいという特徴があります。
集団塾のメリットとデメリットはこちらから
個別指導塾
個別指導塾は、少人数の生徒に対して指導が行われる塾です。
集団塾に比べると、生徒個人に合わせてカリキュラムを組むなど柔軟性が高いのが特徴です。
中でも「完全個別指導」とは、講師1人が生徒1人または2人に対して指導を行うケースをいいます。
集団塾と個別指導塾の詳しいメリットとデメリットはこちらから
校舎において授業を行う通常の個別指導塾以外にも、以下のような種類があります。
家庭教師
講師が生徒の家に来て指導する方法です。完全1対1で丁寧な指導が受けられます。
通塾の負担がないため、他の習い事や部活で忙しいお子さんには向いていますが、費用は他の個別指導塾に比べて高いです。
映像授業
生徒1人に対してPCが1台用意され、映像授業を受けます。実力のある講師の授業を何度でも受けることができるという特徴があります。
ただし、「理解できるまで何度も見る」など、自分でモチベーションを上げていかないと続かないことが多いです。
自立型授業
生徒はプリントや映像授業を与えられ、自分で学習を進めます。
個別指導ではありますが、教室内に複数の生徒がいて、講師は巡回しながらサポートしてくれます。
授業料は他の個別指導塾に比べて安いですが、映像授業と同じく自分でモチベーションを上げられない子は続かないことが多いです。
(・・? ところでECCベストワン藤沢校は?
ECCベストワン藤沢校は、総合塾であり、大手塾であり、完全個別指導塾です。
最後に・・・
塾選びは簡単ではありません。でもまずは保護者が塾の種類を知り、良いと思う塾、通わせることができる塾を探すことが重要だと思います。
そこからお子さんに合っているかどうかなど、さらに絞り込んでいきましょう。
以下の関連記事では、塾のメリットや、お子さんが集団向きなのか、個別向きなのかを判断できる内容をご紹介しています。
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