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国語読解力を上げたいなら、まずは語彙力だけでOK

 
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こんにちは。ECCベストワン藤沢校の川崎です。

最近、「子供の国語の読解力を上げたい」とおっしゃっている小学生のお母さんにお会いしました。最近は、こういう相談が増えているらしいです。中学受験をする子なら分かるのですが、中学受験をしない子の場合も、心配している保護者の方が増えているそうです。

  • ゲームはするけど本は読まないとか?
  • 大学入試で記述が増えることを見据えてるとか?
  • 国語読解力の重要さが周知されてきたとか?

確かに読解力の重要さは、前から言われていますね。
12年ほど前に、うちの子が小学生で集団塾に入ったときにも、そこの塾長さんが

英語と算数を取るなら、国語と算数にしましょう。国語はとにかく重要です。中学に入ってから、全ての教科に影響してきます。漢字は特にしっかりやっておきましょう

と言っていました。

当校の学校長は

やっぱり語彙力が大事。国語読解力を上げたいならまずは語彙力

と言っています。

今回は、国語読解力に焦点を当て、当校で実際に行っている読解力アップのための具体的なカリキュラムもご紹介します。

まずは、日本人の読解力が実際に下がっているらしいというお話からです。

 

日本人の読解力が下がっている

OECD(経済協力開発機構)が実施している、15歳児の学習到達度調査 「PISA(Programme for International Student Assessment)」のニュースは耳にしたでしょうか?

この調査の「読解力」(reading literacy)で日本が2015年の8位から15位に転落したというのです。

OECDとは、1,700人以上の専門家を抱える国際機関で、経済や社会の幅広い分野で活動をしているそうです。加盟国は現在36か国。この加盟国を対象に、PISAと呼ばれる調査を2018年に実施しました。

このOECDでは、「読解力」を以下のように定義しています。

自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、効果的に社会に参加するために、書かれたテキストを理解し、利用し、熟考する能力

これを見ると、文学に出てくる主人公の心情を読み取るなどではなく、文章を情報として捉えている感じですね。その情報をきちんと分析できるかどうかが評価されるようです。

この定義については、議論の余地がありそうですが、でもまあ「読み解く力」が下がっていることに違いはないようです。

 

解決法⇒まずは語彙力

上の事実を知ってか知らずか、とにかくお子さんの読解力を心配する保護者の方が増えています。

そこで、読解力を上げるために、ECCベストワン藤沢校では「語彙力」を重視します!

これだけやっていればよいとは言いませんが、「まずは語彙力アップ」という意味です。

この記事を書いていて、一つ思い出したことがあります。

中学生の男の子に英語の文法を教えていたときです。

私:ここは、「made in Japan」が前の名詞を修飾してるから・・・

生徒:・・・ん?シュウショク?

私:あ、「修飾」なんて会話に出てこないもんね。知らないよね。意味は、形容してるというか・・・

生徒:ケイヨウ?ダメだ!国語さぼりすぎた!英語の前に日本語が分かんね~

私:じゃあ「説明してる」に変えよう。「made in Japan」は、その前の「bag」をさらに詳しく説明してるから・・・

生徒:うんうん、分かってきた

私:こういうケースはいっぱいあって、こっちの「in the library」も修飾語になるね

生徒:おー!シュウショクって言われるとパニくる!

私:あー、ごめん、ごめん💦

と、「修飾」のひとことで大騒ぎでした。この例は、文章問題中の言葉ではありませんが、読む場合も同じことが言えると思います。言葉がひとつ分からないだけで、その先の内容が全く入ってこない、そんな経験ありませんか?

では次に、実際に当校で小学生に実施している語彙力重視のカリキュラムをご紹介します。

 

小学生はまず
言葉の意味を覚えよう

国語が少し苦手な小学生の場合、やはり漢字も大切ですね。当校では、漢字と言葉の意味を重視し、また個別指導の特徴を生かして授業を進めているそうです。

学校長に聞いてみました。

学校長:まずは漢字です。漢字が苦手な子は、一学年下の漢字から始めます。

間違えた漢字は翌週もやります。翌週覚えていなかったらその翌週も・・・

川崎:基本的なやり方ですね。

学校長:はい。基本的なやり方ですが、これの継続が大事です。

川崎:これをまずウォーミングアップでやるわけですね。

学校長:次にいよいよ文章問題をやります。個別指導を生かし、講師と生徒の二人で読み進めていきます。生徒によっては生徒だけが読む場合もありますが、段落ごとに交互に読むことが多いです。このとき、不安そうな言葉の意味をすべてチェックします。分からないまま先には進みません。

川崎:不安そうな言葉は先生が見つけるのですか?

学校長:基本的にはそうですね。今までのやり取りから、または顔色を見たりして判断します。本人から「分らない」と言ってくれる子もいますね。

川崎:根気が要りそうですが、先生がそばにいて意味を教えてくれるなら続けられそうですね。

学校長:そうなんです。で、最後まで読み終わったら問題を解いてみます。

川崎:理解してから解くと、もしかして…?

学校長:いや、いきなり全問正解になる子は少ないですね。国語が苦手な子は、質問を読んでも、その質問がどこに焦点を当てているのかを理解するのが難しいです。もちろん質問の意味を丁寧におしえれば、問題の文章は理解しているので正解できます。

川崎:文章問題の質問て、確かに難しいですよね。

学校長:そうなんです。なので、この段階では「問題に正解すること」ではなく「文章を理解すること」をゴールにしています。「文章を読んで理解できた!」という成功体験を繰り返してほしいのです。これを繰り返せば、必ず読解力は上がります!

このように、分からないまま先に進んで、質問になんとか答えようとするやり方はしません。あくまでも理解しながら進めます。これは家庭学習でもできます。実際にお母さんに協力していただいているご家庭もあります。

理解できるようになると、「文章問題てつまらないと思ってたけど、結構いいじゃんと思った」という生徒さんも出てきます。まさに読解力が上がった瞬間かもしれないですね。

ご家族や、講師と一緒に地道に意味を広い、理解する経験を積んで、語彙力アップからの読解力アップを体験しましょう。

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